ウツボラ

中村明日美子初のサイコ・サスペンス、描きおろしエピローグ22pを加えて、ついに感動の完結!
誰が『ウツボラ』を書いたのか?謎の死を遂げた美少女「朱」。
入れ替わるように作家・溝呂木の前に現れた、「朱」とそっくりな美少女「桜」。
溝呂木の最新作『ウツボラ』が盗作であることに気づく編集者の辻と、少女の正体を追う刑事達。
それぞれの思惑が絡み合い、物語はクライマックスへ。
「顔のない死体」とひとつの「小説」をめぐる物語。
すべての謎が、いま明かされる――。

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コメント

  1. user より:

    『エロ』ってグロテスクだし、油断するとすごく滑稽なものに成り下がります。

    でも中村明日美子が描く『エロ』は違うのです。

    隙がなく美しい。

    艶かしい描線は冷ややかな感触で、溝呂木の「温かかった」という言葉が際立ちます。

    静謐さの中にある温度の低い狂気。

    謎は謎のまま、読者の共感も拒み、でもそれが魅力の漫画です。

  2. user より:

    待ちに待った2巻の登場に飛びつきました。

    3度読み返してようやく分かりました。
    鳥肌でした。

    とても素敵な作品です。

  3. user より:

    中村明日美子ってわりと何でも描けちゃうのねって思っていたところだったけど、初期ファンが好きな魅力を詰め込んだ作品かと。
    完結してよかった。
  4. user より:

    最後まで読んでも、だれ?どっち?どうして?と謎が深まるばかりでしたが、間違いなく名作です。

    文学的な側面は他の方が絶賛してるのでおいといて、俗っぽい目線から。

    溝呂木先生が情けなくてかっこ良くて卑怯です…!

    老成した作家と見せかけて、ヒゲを剃った後の顔や過去を見ると、実は多分40代くらい…?
    一番初めに「藤乃朱」を会ってから◯◯されるシーンなんかはゾクゾクします。

    中村明日美子さんの描く官能的なシーンはなんて艶かしくて美しいんでしょう。

  5. user より:

    ダメだ…非常に混乱している…
    話の軸は至極明快なはずなのに、そこに複雑に絡み合う個々の想いと、圧倒的な見せ方とで、わけがわからなくなってしまう
    このウツボラという作品は作中に出てくる「ウツボラ」をなぞっているのかな…?
    かといって「ウツボラ」がノンフィクションなわけではなく…

    作家、溝呂木舜はいろいろな形でたくさんの人間に愛されていたということはわかった
    「次」につなげられない溝呂木だからこそ、作家としての生き方、そして死に方を選んだのかな
    溝呂木が「次」へとつなげる人なら、一番大事だった人を一番幸せにできたのかもしれないと思うとちょっと切ない
    そしてその溝呂木が一人の女(正確には一人ではなく二人かな?)を救う
    「次」につなげない男が「次」につながるものを救う、結果的に「次」をつなげたところには痺れたね
    溝呂木は多分アレだよね…?辻と「桜」の描写はそれを示してるんだよね…?
    「桜」のお腹の子の父親は多分辻だよなぁ…?
    「桜」は結局、「朱」になった秋山富士子を演じてたってこと…か?
    富士子=藤乃朱で「藤乃朱」、つまり溝呂木の作品の中の人間になりたかったってことだよ、ね?
    …と考えたけど、ううん、難しい
    また何回も読む内に解釈も変わりそうだ
    読む人によって解説の幅がある作品てのは素晴らしいよね

    登場人物の心情描写が生々しくて、どれも理解できるんだよなー
    コヨミが健気でかわいいこんな嫁がほしい
    先生の髭剃り後は男前すぎるが、「朱」にいいようにされてた先生エロくて萌える

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