詩歌川百景 映画化された漫画 2024.06.22 穏やかな山間の温泉町を揺さぶる、事件。老舗温泉旅館「あずまや」で湯守見習いとして働く青年・和樹の頼れる幼なじみ類は、冷静で優秀でお年寄りにもやさしい林田家の「最強の長男」。そんな彼をおとしめる投書が…! レビューを見る 購入・お申し込みはこちら
子どもは大人が思う以上にいろいろな事を感じて考えている。 これは子どもだけに限らず、会社において若手に対しても感じて気づかされたことだ。 「あなたのことを思って」や「あなたのため」に騙されてはいけない。そんな言葉で相手を縛ってはいけないと考えさせられた。 妙ちゃんや莉子ちゃんが傷ついた「当事者なのに自分だけが何も知らされていなかった」は誰しもが経験があるのではないだろうか。もしくはこれから経験するかもしれないことだ。 これは相手が思いやりだったり、もしくは自分が優位に立ったりといろいろな思いがあったりだけど、思いやりで自分の身近な経験としては「病気の告知」かな。 本人が知ったら傷つくだろうから、確かに一見思いやりに見えるけど、これは私が当事者なら教えてほしい。 死に向かう覚悟や準備、そういう心づもりもさせずに死に追いやってしまうのは本当に思いやりなのだろうか。 結局は周りの態度で本人に気づかせてしまうお粗末な展開となってしまったが、もし本当のことを伝えていたら……、残された時間で何がしたかっただろうか。どんなことを伝えたかっただろうか。今でも考えさせられる。 そんなことを思い出させる一冊だった。 どんな人にも生きていれば歴史がある。その経験を考え、どう生かしていけるかが生きていく課題だ。
『海街』もよかったけど、サイドストーリーのこちらのシリーズの方がより面白く思います。 作者も年を重ねるごとに成熟されているのでしょうね。 作品の深みに反映されているように思います。 兎に角素敵な人たちが出てくるので、たくさんの人に読んでもらいたい作品です。
『海街Diary』のスピンオフ作品である本作も第3巻とあって、あまり表面にはこれまで出てこなった登場人物たちの過去や心象が明らかになる描写が増えてきた。 一方で、主要な登場人物の全員に複雑な過去の重しや秘密を抱えさせているが故に、物語が線形に進みにくい印象を受け、それが作品の質にネガティブに作用しているように思えてならない。 スピンオフということから、一定の『海街Dairy』とのリンクはファンとしてもちろん喜ぶべきことだが、キャラクター自体が大きくフィーチャーされるような演出の仕方も、やや過剰さを感じさせる。
コメント
3巻!
類の告白のシーンは、思わず涙してしまいました。
そして、10年前の遭難事故の謎が解明されるかと思いきや、そう簡単では無かったですね。
これは子どもだけに限らず、会社において若手に対しても感じて気づかされたことだ。
「あなたのことを思って」や「あなたのため」に騙されてはいけない。
そんな言葉で相手を縛ってはいけないと考えさせられた。
妙ちゃんや莉子ちゃんが傷ついた「当事者なのに自分だけが何も知らされていなかった」は誰しもが経験があるのではないだろうか。
もしくはこれから経験するかもしれないことだ。
これは相手が思いやりだったり、もしくは自分が優位に立ったりといろいろな思いがあったりだけど、思いやりで自分の身近な経験としては「病気の告知」かな。
本人が知ったら傷つくだろうから、確かに一見思いやりに見えるけど、これは私が当事者なら教えてほしい。
死に向かう覚悟や準備、そういう心づもりもさせずに死に追いやってしまうのは本当に思いやりなのだろうか。
結局は周りの態度で本人に気づかせてしまうお粗末な展開となってしまったが、もし本当のことを伝えていたら……、残された時間で何がしたかっただろうか。
どんなことを伝えたかっただろうか。
今でも考えさせられる。
そんなことを思い出させる一冊だった。
どんな人にも生きていれば歴史がある。
その経験を考え、どう生かしていけるかが生きていく課題だ。
リンダの涙にグッとくる。
作者も年を重ねるごとに成熟されているのでしょうね。
作品の深みに反映されているように思います。
兎に角素敵な人たちが出てくるので、たくさんの人に読んでもらいたい作品です。
一方で、主要な登場人物の全員に複雑な過去の重しや秘密を抱えさせているが故に、物語が線形に進みにくい印象を受け、それが作品の質にネガティブに作用しているように思えてならない。
スピンオフということから、一定の『海街Dairy』とのリンクはファンとしてもちろん喜ぶべきことだが、キャラクター自体が大きくフィーチャーされるような演出の仕方も、やや過剰さを感じさせる。