
周囲の人や物事に無関心、無感動な青年、佐藤清高くん。
ひょんな事から、ロハで自動車教習所に通える事になる。
しかし、その教習所は未公認教習所だった。
教習をつうじて周りの少し危ない連中とふれあい、清高くんは変わっていくのか、いかないのか!
映画化された漫画
周囲の人や物事に無関心、無感動な青年、佐藤清高くん。
ひょんな事から、ロハで自動車教習所に通える事になる。
しかし、その教習所は未公認教習所だった。
教習をつうじて周りの少し危ない連中とふれあい、清高くんは変わっていくのか、いかないのか!
コメント
非常に好みの作品。
物語的には恐ろしく淡々と展開していく。
そして基本的に大きな事件や、はっきりとした起承転結は見られない。
あるのはひたすら普通でなんにも起きない「日常」が続くだけ。
ヤクザな轟木くんが足を洗ってカダギに戻る、とかそんなこともないし、清高の家庭が元通り幸せになる、ようなドラマチック展開は全くゼロ。
ただただ「普通」の日常が続く。
でもそれが良い。
現実なんてそんなもんだ。
でも最初から最後まで何も無い日常描いているからこそ何気ない一コマが心に染みる。
昨今流行りの「日常系」とは違い、本当の意味で「日常」を描いた作品だと思う。
何も無い日常でもそれが人生であり、それはそれで面白いものなのかもしれない。
そう思わされる。
他作品も是非読んでみたいところ
出てくる連中がほぼマトモでないのが素敵。
朴訥とした絵で淡々と描かれる、何の緊張感もないが心の底に沈殿したものが少しだけ撹拌されてもわっと濁る様な作品。
切なさも面白も確実に存在しているけどそのどちらにも振らずに、その夏休みのフラットな空気のみを描いていて、大きく感情が揺さぶられる様な事はないのだけど、作品との距離がその位なのがとても好み。
実は何年もベッドサイドに積んであったんだけど今読んで良かった。
買っといた俺えらい。
結構おもしろい。
熱湯みずふーせんをぶつけるシーンはこうふんした。
まっすぐであたたかくて、でもそれだけではなくて。
みんな何かを抱えていて。
ひとりひとりの人間がもつ間まできちんと描いていて。
もう戻れないけれど大切な夏。
もう会えない大切な人。
そういうこと、少し思いだした。