
ミステリアスな魅力でトップスターに上りつめた‘りりこ’。
だが、りりこには知られてはならない秘密があった。
まばゆい世界の陰で、恐るべき事件と人々の思惑が絡みあい始める――。
豪華キャストとスタッフで実写映画化。
第7回文化庁メディア芸術祭・マンガ部門優秀賞&第8回手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞作品。
鬼才・岡崎京子の、世紀を越えた傑作!
実写化された漫画
ミステリアスな魅力でトップスターに上りつめた‘りりこ’。
だが、りりこには知られてはならない秘密があった。
まばゆい世界の陰で、恐るべき事件と人々の思惑が絡みあい始める――。
豪華キャストとスタッフで実写映画化。
第7回文化庁メディア芸術祭・マンガ部門優秀賞&第8回手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞作品。
鬼才・岡崎京子の、世紀を越えた傑作!
コメント
沢尻エリカさんが、主演された映画。
随分前の作品だが、忘れられずにいる。
美は遷ろいやすく儚い。
私達は理想を思い描く。
だけど、それは何に根ざしたものなのかを考えるべきだろう。
優越感と劣等感の間で揺れ動きはしなかったか?拠り所のないもの、移ろいゆくものに頼ると地獄を見ることになる。
リリコの残酷すぎる生き様に魅せられて目が離せなかった。
この漫画、すごい作品だと思う。
「美貌」に囚われる女性たちと、りりこの妹であるちかこの「差異」がやはり好きです。
しかしまぁ、こりゃあ壮絶ですわ。
すごい話を書くよなあ。
読後は、えも言われぬモヤモヤというか、蟠りが残ります。
なんとも言葉にできない…。
高原さんの解説を読み直してみることにしましょう。
ただ、読んでいる時に一つ感じたのは、「なんか太宰の『人間失格』みたいだな」ということでした。
なぜ、『人間失格』が出てきたのか。
りりこは「人間失格」だとでも言うのでしょうか? 分かりません。
けれど、不思議とこの二作は、似ているように感じるのです。
表面を取り繕うとするところが似ていたり、作品に鏤められた鋭い言葉たちが、そう思わせたのでしょうか。
とにかく、胸に迫る作品でした。
トップアイドルとなるが、その整形は年月が経つと
メンテナンスという名の手術を繰り返さないと
あちこちにアザが出てきてしまう。
そんな恐怖の中で、身体の崩壊よりも先に
精神の崩壊のほうが現実味を帯びてくる。
そこへ、生まれ持っての若い美人モデルが出現。
これは、女子なら心にグッとくることうけあい。
いや、いろいろ怖い作品でした。
作中では「美」「若さ」「名声」などですが、
あらゆる「欲」の上に、こういう世界へ踏み込んでいく
きっかけはあるのだろうなぁと思います。
で。
コミック版を読んで、映画版には手を出しにくくなりました(笑)。
どう映画化されてるか見てみたいような見たくないような…。
しっちゃかめっちゃかな人生、しっちゃかめっちゃかな生活、しっちゃかめっちゃかな関係、しっちゃかめっちゃかな自分。
それは珍しい事ではなく、人の欲望がある限り起こりうる事。
本当は無くったって生きていけるのに、手離すと死んでしまいそうになる。
そんな思いにとらわれた人達の生きる姿が詰まっている。