ヘルタースケルター

ミステリアスな魅力でトップスターに上りつめた‘りりこ’。
だが、りりこには知られてはならない秘密があった。
まばゆい世界の陰で、恐るべき事件と人々の思惑が絡みあい始める――。
豪華キャストとスタッフで実写映画化。
第7回文化庁メディア芸術祭・マンガ部門優秀賞&第8回手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞作品。
鬼才・岡崎京子の、世紀を越えた傑作!

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コメント

  1. user より:

    雑誌での連載終了後、未刊行だった為――
    それは作者自身の加筆訂正が不可能だったから、
    というのが最大の要因らしい――
    読者の要望が高まって「世紀を跨いだ単行本化」と相成った、
    とか。

    掲載誌未読なので、全く初めて読みましたが、いや、これは凄い。

    『エンド・オブ・ザ・ワールド』
    『私は貴兄(あなた)のオモチャなの』『リバーズ・エッジ』等々
    で描かれて来た「加速する欲望」が、更に過剰に、
    グロテスクに表現されていて、読んでて気分が悪くなるほど。

    しかし、この作品全体を覆っている不気味さは、
    多くの女性に取っての強迫観念がデフォルメされたもの――
    殆ど誰にでも、少しぐらい、
    薄っすらとでも身につまされる部分があるんじゃないか?――
    なので(そういう意味では80年代の傑作『Pink』の系譜に連なると
    言ってもいいのかも)、
    男性の読者にはどういう風に受け取られるのか、
    ちょっと気になる。

    って言うか、是非、意見を聞いてみたい(笑)。

    でも、古き良きホラー漫画へのオマージュっぽい部分もあって、
    思わず、うぷっ、と笑ってしまった。

    楳図かずお『洗礼』とか高階良子『地獄でメスが光る』とか。

    ……そう、この作品は、ぶっちゃけ「ホラー」だと私は思うのだ。

    自分の中に得体の知れないモンスターを飼っている女の子が、
    結局“それ”を制御出来なくなって
    内側から食い荒らされてしまう、といったような。

    それから、ヒロインと精神的な意味で対角線上に位置する男性、
    麻田検事のキャラがヨイ。

    この人は予め、実にあっけらかんとコワレテいるが、
    そのことを見事なまでに覆い隠して自分自身すらも欺いている、
    といった風情で、いい味出してます。

    好き。

    因みに、タイトル helter-skelter には
    「(遊園地などの)螺旋形滑り台」という意味があって、
    くるくる目を回しながら落下する感じ=ヒロインの心理を
    表している模様。

  2. user より:

    話題の映画だけど、事前の情報がないとな、、、と思い買って読んで(見て)みた。
    これを読む限りは映画見なくても良いかな?というのが感想。

    マスコミの情報しかしらないのでもちろん誤解はあるだろうけど、主人公のリリカってまさに沢尻エリカのままな気がする。
    もちろん全身整形をしているっていうことではなく、感情面とかの話です。

    この作品は岡崎京子さんの作品だけど、安野モヨコさんは昔岡崎さんのアシスタントをされていたようで、素人目ですが、絵の雰囲気が似ているような感じがしました。
    そういった意味では”働きマン”好きだったので、懐かしい感じがして良かったです。

  3. user より:

    全身整形のタレントであるリリコが主人公である。
    若さと手に入れた美が崩れていき、精神的や身体的にも追いつめられていく。

    女性は男性と違って、若さと美を永遠に持ちたいのだ、ということがよく理解できた。

  4. user より:

    本当の美とは何か?無償の愛とは何か?不確かなものを追い続ける人間の愚かさ…
    マンガなんだけど、深かった。
  5. user より:

    名作です。

    マネージャーの女の子とその彼氏が墜ちていく感じもいいし、
    御曹司の御坊っちゃん夫婦もすごくよい。

    映画は絶対観ないけどたぶん酷いんだろうな。

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