ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜

「苦しい時ほど優しくなる」源に執着する女性の立てこもり事案、男性と女性で証言が食い違う事件。
細心の注意が必要な事件捜査が同時に進む中、緊迫した現場で武者震いが止まらない川合、無理して頑張る源と追い込まれる牧高。
捜査員全員の精神が疲弊する中、解決の糸口はつかめるのか…。
『ハコヅメ』第一部、ついに完結!

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コメント

  1. 名作

    中学生のときにこれを読んでいたら間違いなく警察を目指していたであろうくらい衝撃の作品でした。

    警察という職業の華やかさの裏にある穏やかな日常、あるいは苦しみ、葛藤が緻密に描かれていて、これをフィクションで表現できる泰先生はは本当に何者なんだ、どうしてこんなにもキャラクターに苦境を与え、成長させることができるんだと何度も涙していました。

    ご本人の体験があったにしても人間一人が抱えるには重すぎるエピソードばかりじゃないですか!
    (錯乱)
    ただ、ところどころにギャグ要素やみずみずしい恋愛のお話があるため息抜きしながら見れるところも本作の魅力のひとつです。

    余談ですが自分も犯罪にあったことがあり、同じ事件を扱ったエピソードは少し読むのに気力が必要でしたが、自分のどこかで持っていた澱をほぐすような救いを得られた気がしています。

    もっと話の続きを見ていたかった気もしますが、他の方のレビューにあった通り、語るべきを語り、穏やかに幕を引いて終わった作品だと思います。

    いつか再開することを信じて、咀嚼するようにまた読み返したいと思います。

    新作も楽しみです!

  2. user より:

     岡島県にある町山署の署員・藤聖子と川合麻依を中心に描かれた。
    警察官たちの『お仕事』コミック。
    単話のほか、”ロングシリーズ“という長期掲載の話もあって、読み応え満点。
    一つの物語の最後に載っている一コマ漫画が面白くて爆笑。

     シリアスな話もあってメリハリが効いており、楽しみながら読むことができた。

  3. 異色の業界物語がひとまずの幕を引く

    打ち切りとか満を持したとかそういう感じではなく、潮が引くように語るべきものを語った感で幕を引く物語です。

    思えば、私たちの生活ってそんな感じですもんね。
    死ぬまでは、幕を引くというより、個別の別れが節目になって「あの頃」という時代に区切られていくような。

    これまで劇中で語られてきたように、主人公の行く末は決まっているとはいえ、1話目冒頭で語られるモノローグからもっとも不穏で不安だった藤主任がどうなるのか、連載途中挟まれたアンボックスの容赦のない筆致もあって、最後まで油断ならない物語でした。

    その意味で、最終エピソードにかかって牧ちゃんやもじゃ男にビシバシ立ちまくる退場フラグがもうおそろしゅうておそろしゅうて、ほんと女流作家さんというのは物語のためにキャラを追い込むのがものすごくうまいなあと再認識しました。
    だからこそ、物語に嘘っぽい作為が入らずに、新味と魅力が増すんですが。

    とはいえ、第一部完ということで、いつでも再開する余地も余力もキャラクターの余韻も残しつつ、この物語らしいゆるいオチを用意していたのはさすが20巻以上の物語を積み上げた貫禄と思います。

    警察官、ポリ公、サツ、デカ、おまわりさん、公僕として便利使いされながら、畏怖と軽蔑のない交ぜになった気持ちで語られることが多い警察署の職員を、公務員という枠組みで人間・警察官を等身大に切り取った稀有で新しい試みは大成功のまま、一旦の終息を見ました。

    職業漫画の筆頭に挙げておかしくない名作です。
    必読。

  4. 最初は1話完結のギャグ漫画かと思ってました

    読めば読むほど面白くて話がとても深いです。
    警察の業界のことは全く知りませんでしたが、それでも続きが気になって早く読みたくなります。
  5. user より:

    元警察官が描いているということで、エピソードの引き出しがとにかく豊富、お仕事マンガとしてのリアルさ、話の密度の濃さにビビる

    二度読み、三度読みで更に面白くなる、周到な伏線配置と回収の妙。
    解釈の余地を残す物語世界の懐の深さも魅力的

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