
新しいSF漫画の描き手として、アフタヌーン四季大賞受賞と同時に熱い注目を集めてきた庄司創の短編集。
遺伝子デザインが施された人類が暮らす社会を扱ったデビュー作『三文未来の家庭訪問』、宇宙人が用意した「人生完結センター」におけるヒューマンドラマ『辺獄にて』、古代生物をモチーフに信仰と社会を問う『パンサラッサ連れ行く』を収録。
練り込まれたストーリーとセンスオブワンダーが、心をたまらなく刺激する!
漫画賞受賞のおすすめ漫画
新しいSF漫画の描き手として、アフタヌーン四季大賞受賞と同時に熱い注目を集めてきた庄司創の短編集。
遺伝子デザインが施された人類が暮らす社会を扱ったデビュー作『三文未来の家庭訪問』、宇宙人が用意した「人生完結センター」におけるヒューマンドラマ『辺獄にて』、古代生物をモチーフに信仰と社会を問う『パンサラッサ連れ行く』を収録。
練り込まれたストーリーとセンスオブワンダーが、心をたまらなく刺激する!
コメント
スパイス効き過ぎのきわどいほのぼのSF。
表紙が地味で損してる。
ストーリーよりも、ル・グィンやティプトリーJr.を彷彿とさせる、世界設定の作り込みに注目させられるし、それが読みどころ。
しかし、ストーリーやキャラクターにみられる、時にはラブコメ的な情感をベースにした展開は日本のマンガならではの味かもしれない。
淡々とした絵柄で、SFだし、おしゃれマンガなのかなと思いきや、意外と王道っぽい展開をみせてTVドラマみたいなラストを迎えたりするのが、ちょっとぎょっとするんだけど気持ちよく読める。
「辺獄にて」が特に好きでした。
奇妙な表題に惹かれつつ、
なんとなく読んでみたら好みに合わないかもしれないという
悪い予感を抱きつつ、ともかく借りてみた。
体調に異変を来して生死の境をさまよう間に、
心の奥の蟠りをSF設定の中で見つめ直す男の話,
近未来(?)の家族問題に切り込んだ表題作,
古生代の生物を擬人化して、その興亡を描いた作品――
の、全3編。
着想が見事で楽しめたが、
やっぱり肝心のモノクロ画が今イチ好みのタイプじゃなかったので
申し訳ないけど減点して☆3つ。
情報量が多く、絵で説明できていないところがあるのが少し残念だが、惹きこまれるストーリ展開で、他の作品も読んでみたいと思わせる。