予告犯

ネットで予告した犯罪を次々と実行していく‘シンブンシ’。
議員の殺害予告の刻限が迫る中、警視庁サイバー犯罪対策課は遂に彼らの正体に辿り着く!
警察の必死の包囲網を潜り抜けた彼らが狙う、最後のターゲットは!
驚愕のクライムサスペンス、完結!

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コメント

  1. user より:
    予告犯 3 (ヤングジャンプコミックス)

    映画「予告犯」が素晴らしかったため、原作も読んでみた。
    結果は、甲乙つけがたい所もあるが、基本的に映画の方が秀逸だった。

    映画オリジナルの設定は何だったのか。
    幾つかを羅列してみる。

    (1)サイバー犯罪対策課の吉野絵里香の過去を、貧困あがりにしたのは映画オリジナル。
    よって「シンブンシは単なる犯罪集団」として嫌悪する吉野の主張は「貧困は自己責任、私は頑張ってここまで這い上がってきたんだ」という自負と共に一見正しいかのように思える。
    しかしシンブンシの目的が「社会に対する復讐ではない。
    」とわかった途端に吉野の誇りに疑問が生まれる。
    「頑張れる分、貴方は幸せだったんだよ」というセリフは映画オリジナル。
    貧困スパイラルの仕組みは、映画の方がわかりやすく、シンブンシたちの動機とは裏腹に、極めて社会性の高い映画に仕上がったのは、そのアンチテーゼとしての吉野の存在があったからに他ならない。

    (2)一度履歴書に未就期間が載ってしまうと、再就職が極端に難しくなり、結果日雇いになってしまう構造は、映画オリジナル。
    映画の批判に「あれぐらいで自殺を選ぶのはリアルじゃない」という声があった。
    漫画は、最初から奥田1人自殺することで、他の人間の罪を3年ぐらいに軽くさせていた。
    映画は他の3人を無罪にさせるかのようなラストにさせていたが、そういう意味では、漫画の方がリアルだったのかもしれない。
    それにしても、自殺するまで追い込まれた「社会的背景」は映画の方が優れていて、あれでも主人公たちの「絶望感」が理解できないようでは、それだけで観客の「想像力」か不足していると私は思う。

    (3)マンガのキーセリフは「それが誰かのためになるという間違いのない確信を得た時、人は利得を超えた行動をとることがある」となっている。
    映画よりもかなり難しく言い回ししている。
    「少しでも誰かのためになるのならば、人は動く」。
    こちらの方がよりわかりやすく、真実を突いているし、発せられたセリフも、吉野の独り言ではなく、ネットカフェ従業員のセリフだったので、より共感を得るものになった。
    映画の方が秀逸。

    その他、漫画にはハッカーが捜査に協力するなど、非現実設定も少しあるなど幾つかの異同もある。
    ただ、この複雑な犯罪漫画を作り切った筒井哲也の才能は、漫画作者にするのには惜しいほど際立っていると感じた。

    2015年6月19日読了

  2. VVVRさん より:
    面白かった

    ストーリーの展開が上手くできていて、読みやすかった。

    読みおわった後も、嫌な気分にならなくてよかった。

  3. user より:
    予告犯 3 (ヤングジャンプコミックス)

    エンディングの一冊。

    なぜ彼らが事件を起こしたのか。

    裏の裏をかくやりとりは、楽しめます。

  4. user より:
    予告犯 3 (ヤングジャンプコミックス)

     え? え? え??
     こんな終わりですかと唖然としました。
    いやまあすべてに理由づけしたがるのは人間の悪い癖なのですが、女刑事と同じように感じてしまったのは否めません。
    だってなにかしらの理由があると思っていたら他人のためというそんなもので大仰な理由があったわけではなかった、と。
    或る意味当然のおこないだし、絆みたいなものとでも捉えられるでしょう。

     現在の社会はなにもかもが希薄です。
    リセットできる手軽さと恐怖。

     嗚呼、きっと現実はこんなもんなんだろうなあと思わされました。

     漫画喫茶にて。

  5. user より:
    予告犯 3 (ヤングジャンプコミックス)

    そうきたか、とかなり裏切られた。
    しかし、ここまで頭が回る人間ならここまで落ちなかっただろうにと、誰しも思うだろうがそれはフィクションなのでね。

    ネット時代をよく切り取ってるなぁと感心しました。
    面白かったし、最後は感動と驚きを与えてくれました。

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