予告犯

ネットで予告した犯罪を次々と実行していく‘シンブンシ’。
議員の殺害予告の刻限が迫る中、警視庁サイバー犯罪対策課は遂に彼らの正体に辿り着く!
警察の必死の包囲網を潜り抜けた彼らが狙う、最後のターゲットは!
驚愕のクライムサスペンス、完結!

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コメント

  1. user より:
    予告犯 3 (ヤングジャンプコミックス)

    シンブンシと語る男がネットに制裁予告動画を投稿し、制裁を実行していくという内容。

    実行の理由も少しずつ明らかになってくる。

    現実で起こっていることを参考にしている点が多く、本当に起こりそうな感じのストーリーだ。

    3巻で完結。

  2. user より:
    予告犯 3 (ヤングジャンプコミックス)

     1巻で自尊心を奪い取ろうとする何かを憎んでいる。
    日本に殺されたヒョロ。
    理不尽に怒る2巻。
    それが誰かのためになるという間違いのない確信を得た時、人は利得を超えた行動をとることがある。

     それが誰かのためになるという間違いのない確信を得た時、人は利得を超えた行動をとることがある。
    まさにそのセリフを体現した男たちのたったひとつの目的が完遂された最終巻。

     時にそれは立場さえ越える。
    1巻から通して繰り広げられたシンブンシの犯行はあくまで日本の闇に殺された仲間のヒョロのためのものでした。
    確かに、今流行のバカ共が起こすネット犯罪をただ罰するだけではただの神様気取りの犯行にしかならない。
    それでも、僕は2巻の社会の理不尽黙って耐えてしまう人間に怒るゲイツや1巻の予告動画で自尊心を奪い取ろうとする何かを憎んでいるという言葉に感情が宿っていた気がします。
    だからこそ、敵である警察官の立場の吉野を最後まで動かす結果にもなり得たのではないかと感じ取れました。

     社会から弾かれ、どん詰まりの人間でも、どこかで人のために何かができるかもしれない。
    それが人間の悪意を利用することになったとしても。
    単純な感情の発散が主のネット犯罪を題材にしながら、そういった人間が持つ尊厳を背骨に使ったことでとてもおもしろい作品だったと思います。
    筒井作品ではおなじみの喜多嶋もでて、若干ニヤリもしましたし、次の作品が楽しみです。

  3. user より:
    予告犯 3 (ヤングジャンプコミックス)

    完結巻。

    社会や若者の観点は面白い。
    時事ネタも突拍子もない話にリアリティを与えていた。
    オチは現代社会としてはいいのかな。

  4. user より:
    予告犯 3 (ヤングジャンプコミックス)

    映画「予告犯」が素晴らしかったため、原作も読んでみた。
    結果は、甲乙つけがたい所もあるが、基本的に映画の方が秀逸だった。

    映画オリジナルの設定は何だったのか。
    幾つかを羅列してみる。

    (1)サイバー犯罪対策課の吉野絵里香の過去を、貧困あがりにしたのは映画オリジナル。
    よって「シンブンシは単なる犯罪集団」として嫌悪する吉野の主張は「貧困は自己責任、私は頑張ってここまで這い上がってきたんだ」という自負と共に一見正しいかのように思える。
    しかしシンブンシの目的が「社会に対する復讐ではない。
    」とわかった途端に吉野の誇りに疑問が生まれる。
    「頑張れる分、貴方は幸せだったんだよ」というセリフは映画オリジナル。
    貧困スパイラルの仕組みは、映画の方がわかりやすく、シンブンシたちの動機とは裏腹に、極めて社会性の高い映画に仕上がったのは、そのアンチテーゼとしての吉野の存在があったからに他ならない。

    (2)一度履歴書に未就期間が載ってしまうと、再就職が極端に難しくなり、結果日雇いになってしまう構造は、映画オリジナル。
    映画の批判に「あれぐらいで自殺を選ぶのはリアルじゃない」という声があった。
    漫画は、最初から奥田1人自殺することで、他の人間の罪を3年ぐらいに軽くさせていた。
    映画は他の3人を無罪にさせるかのようなラストにさせていたが、そういう意味では、漫画の方がリアルだったのかもしれない。
    それにしても、自殺するまで追い込まれた「社会的背景」は映画の方が優れていて、あれでも主人公たちの「絶望感」が理解できないようでは、それだけで観客の「想像力」か不足していると私は思う。

    (3)マンガのキーセリフは「それが誰かのためになるという間違いのない確信を得た時、人は利得を超えた行動をとることがある」となっている。
    映画よりもかなり難しく言い回ししている。
    「少しでも誰かのためになるのならば、人は動く」。
    こちらの方がよりわかりやすく、真実を突いているし、発せられたセリフも、吉野の独り言ではなく、ネットカフェ従業員のセリフだったので、より共感を得るものになった。
    映画の方が秀逸。

    その他、漫画にはハッカーが捜査に協力するなど、非現実設定も少しあるなど幾つかの異同もある。
    ただ、この複雑な犯罪漫画を作り切った筒井哲也の才能は、漫画作者にするのには惜しいほど際立っていると感じた。

    2015年6月19日読了

  5. user より:
    予告犯 3 (ヤングジャンプコミックス)

     え? え? え??
     こんな終わりですかと唖然としました。
    いやまあすべてに理由づけしたがるのは人間の悪い癖なのですが、女刑事と同じように感じてしまったのは否めません。
    だってなにかしらの理由があると思っていたら他人のためというそんなもので大仰な理由があったわけではなかった、と。
    或る意味当然のおこないだし、絆みたいなものとでも捉えられるでしょう。

     現在の社会はなにもかもが希薄です。
    リセットできる手軽さと恐怖。

     嗚呼、きっと現実はこんなもんなんだろうなあと思わされました。

     漫画喫茶にて。

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