
【愛すること。
愛されること。
その幸せと、つらさを知る。
】【特装版 同時発売!
※この商品は通常版です※】異能を持たず生まれ、誰からも必要とされなかった斎森美世。
冷酷無慈悲と噂される、同じ異能の家系の久堂家に嫁がされる。
しかし、贅沢からは程遠い、名家の令嬢らしからぬ美世に、当主の久堂清霞は興味を惹かれ、やがて美世を大切に想うようになる。
婚約した二人だったが、美世は悪夢に悩まされ、次第に衰え始める。
そんな時、二人の前に鶴木新と名乗る男が現れる。
美世の衰弱の原因は彼女の秘められた異能の力によるものであり、母方の実家である薄刃家でしか解決できないと告げる。
美世の処遇を巡り、清霞と新は決闘をすることに。
しかし、清霞は破れ、美世は新と共に薄刃家に留まることに。
互いを思うがゆえにすれ違い引き裂かれる二人の運命は…。
和風ファンタジー×嫁入り。
奇跡のシンデレラストーリー。
※デジタル版限定特典:描き下ろしページ1P収録(C)Akumi Agitogi Licensed by KADOKAWA CORPORATION (C)2024 Rito Kohsaka


コメント
物語が動く
そして美世を渡すか否かで、清霞vs薄刃一族、清霞を含む対異特務小隊vs異形の死闘、そして美世の異能の覚醒トレーニングと物語が一気に動き出した。
物語が動き出したものの、美世と清霞はちゃんと物語の中心になってるから美世の健気さは、感動物だ。
以下は蛇足だけれど、出てくる男共の不甲斐なさってきたらどうしようもないレベルだ。
誰も美世の事を考えない。
薄刃一族は美世の境遇を知りつつ放置するし、清霞は美世の心の内を忖度しない。
ハア~ってため息をつくレベルだ。
清霞姉ちゃんが美世の事を中心にして考えてくれる。
彼女の存在が、一服の清涼剤だ。
次巻に期待
次巻になります。
今巻では美世がことごとく間違った選択をして最悪の事態になっていきます。
清霞など美世の為に必死に行動しますが、肝心の美世はぽよよとしており事態を軽く受け止めている為、周囲の必死さが本人に響きません。
健気に頑張ったり感動したりする美世が好きだったので、悪手を重ねて尚他人事のようにぽわんとしている姿にウーンと思いましたが、悪夢であまり寝ていないからしょうがないのかな…
今巻は冒頭で間違った選択をしまくるのが3割、残りはひたすら「美世の過去を思えば間違った選択をしてしまったのは仕方ない」という説明が7割な構成で、耐えの一巻かなと思います。
次巻美世が活躍してくれるのを期待します!
今後の展開が楽しみ
どうかお祖父様がふたりの助けとなりますように
切に願う
原作を読んだのが随分前のなので、内容を忘れてしまっていた。
だが、コミカライズ特有のいいとこどりで、内容は理解できた。
美世と清霞が連れてこられたのは美世の母の実家「薄刃家」だった。
美世は不世出の異能の持ち主で、今までその力は封印されていたらしい。
新と清霞の間で身柄の交渉が行われて薄刃家に移された美世。
美世の生い立ちから仕方ないのかもしれないが、優柔不断というか決められない姿勢にイライラした。
淡い印象でノスタルジックな絵柄は健在。
奥にとっても深いものがある。
「役割がないと生けている意味がない」って、若い時程考えると思う。
美世もそう。
でもね、そこにある草や木や花と同じように、ただ在って、風に吹かれているだけでいいんだよ、っていつか気がつく日が来ると思う。
余談だけど…
色々あって、そんな答えの無い悩みとも言えないような叫びみたいなものを、上野千鶴子先生に手紙で送ったことがある。
もう、30年以上前の話し。
当時、「cosmopolitan(コスモポリタン)」という雑誌があって、その一つのコーナーに、上野氏の相談?というのか、雑談?というのか、そんな場所があったのです。
。
。
そこに掲載された私の手紙…それは、一字一句、そのままで、とても恥ずかしかった記憶がある。
そして、返答にはこうありました。
「これは、本当に辛い質問ですね。
。
。
なぜ生きるのか?正直、私にもわかりません。
この先もわからないと思います。
ただ、言えるのは、外にでて、風に吹かれてみてください。
空を見上げて流れる雲をみて下さい。
そこにある雲も、花や木も、存在の意味など無くてもそこにある。
そういうことかもしれません。
これで答えになったかは、わからないけれど。
貴方の抱える苦しみは、言ってみれば人間が人間たる所以です。
人間だからこそ抱える苦しみでもあるかと思います。
私も同じように。
少しでも軽くなってくれたらと、思います。
」
正確には、もっと抽象的で、もっと簡潔だったかもしれません。
言葉に含まれる意味を勝手に足しているかもしれません。
でも、これだけはハッキリと覚えています。
「野に吹く風に吹かれてみてください。
そこにある木や花をみて。
」と、確かに氏は仰っていました。
その通り、だと、今にして思います。
とてもとても深く、たった一度の邂逅ですが、何かを変えるに充分な出会いでした。
上野先生、ありがとうございました。
貴方の言葉に救われて、私は今も生きている。
。
。
余談が長くなりましたが、人には忘れられない、そして運命的な出会いがあるものです。
美世と清霞は、お互いにそんな関係なのではないかな。
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ファンタジーであり、シンデレラストーリーであり、ロマンチックであり…だけど、大切なことはちゃんと教えてくれる物語りです。