リバーズ・エッジ オリジナル復刻版

死と暴力と愛死もセックスも愛もすべて等価な透明の「無」のなかで再生される、私たちの新しい「リアル」岡崎京子の最高傑作として世代を超えた感動を呼ぶ名作。

レビューを見る

購入・お申し込みはこちら

コメント

  1. user より:

    キャラクターがみんな狂っていて、彼らの体液、工場からの汚染で汚れた河川のそばで彼らはどんどん毒気をすって、狂っていく。
    このぐちゃぐちゃさがたまらなく好きです。
    今夜もう一回読みます
  2. user より:

    映画から入って読んでみた。
    今よりももっと「世界」がせまかった時代の高校生の苦しさがすごい。
    つながろうと思えば「世界」につながることの今とは違って学校という密度の濃さがすごい
  3. user より:

    実写映画化を前に初めて読んだ。

    90年代エッセンスが詰め込まれてるのに、古さをあまり感じなかった。
    中高生の頃の私がリアルタイムで読んだら刺激が強すぎたかもしれない。

    二階堂ふみと吉沢亮の実写化、俄然たのしみになってきました。

  4. user より:

    作中の彼・彼女達は河のすぐ傍にある空き地に転がった一人の死骸を通してのみ繋がっている。
    死という圧倒的なリアリティの前で、彼・彼女達は自分たちの生ですら造り物、紛い物と錯覚してしまう。
    虐められっ子の山田は、ガールフレンドと共に水族館へと足を運ぶが、そこで彼は、人工的に取り繕われたこの空間をひどく奇形的と感じ、そして自分の生き方もこの牢獄に囚われた大勢の魚達とほとんど同じであることに気が付く。
    日常という、生活の恒常性を保つために作られた人工的な空間の中で、もはや彼は生を実感することができない。
    そして彼は、深いプールの中を泳ぎ切った後に息継ぎするように、その死骸の元へと足を運びつづける。

     彼・彼女達の日常は、死骸が失われてから急激に崩壊していく。
    彼・彼女達の会話は、彼女達の本質を露わにするどころか、まるで筋違いの道案内をしてしまうように、間違った認識へとお互いをいざない、そしてその軋轢が閾値を超えたとき、お互い傷つけ合いはじめる。

     この生活空間をいくら飾っても、自然を排除しようしても、私たちと私たちの心は結局のところ自然そのものであり、ある時突然、私たちと私たちの心は無意識のうちに日常にすっぽりと穴を穿ち、お互いを滅ぼし合い始める。
    そんな危うさを、岡崎京子は私たちに伝えたかったのかもしれないのだな、と思った。

  5. user より:

    何度読んでもすごいな。

    観音崎君、山田、吉川こずえ、田島さん、ルミちゃん、ルミちゃんの姉はそれぞれ何か重いものを抱えている。
    主人公若草ハルナは彼らを見る。

    ルミちゃんがおかしくなった後の、「あたし達は 何かをかくすために お喋りをしてた」というのが本当だなと思った。

    あとは「平坦な戦場で 僕らが生き延びること」。

タイトルとURLをコピーしました