リバーズ・エッジ オリジナル復刻版 映画化された漫画 2024.07.19 死と暴力と愛死もセックスも愛もすべて等価な透明の「無」のなかで再生される、私たちの新しい「リアル」岡崎京子の最高傑作として世代を超えた感動を呼ぶ名作。 レビューを見る 購入・お申し込みはこちら
お気に入りの読書喫茶にて読了。幸いこういう破滅的な世界は身近にはなかったが、けっこうリアルなんだと思う。高校生という若さと世界の狭さ故に、簡単に愛憎や性欲に振り回され過ちを侵してしまうのは想像できる。 とりあえずおもしろい。
”平坦な戦場”ってものすごくしっくりくる言葉だな。 学校でくだらないお喋りをして、なんとなく恋人を作ってみる。平坦な毎日だけど、毎日が戦い。 生き延びるために、何かを探したくて死体を宝物にしたり。 ギリギリのところで保たれてた何かがふいにぷつっとキレる瞬間が恐ろしかった。それもいつか忘れてなかったことになるけど、戦いは終わらない。 登場人物みんなの心情が描かれていて、誰かしら、または全員に共感できるはず。 読後の気持ちは重い。そしてうまく言えないけど、岡崎京子さんの作品を読んだ後の、漫画の登場人物たちはどこかで生きていて、わたし自身も間違いなく今戦いながら生きているんだと思えるこの感覚が好き。 (わけわからない感想でごめんなさい)
社会学・政治学的にも重要な作品ということで知人から勧められて読みました。 現代に充満している不安や閉塞感を鋭敏な観察眼で捉えて、描き出していて、見ていて辛いのだけど目が離せない作品でした。 この作品には、悪人も狂人も出て来ませんし、戦争もなく、社会は落ち着いています。それなのに、みんな確かに苦しんでいる。私たちは、なにと戦っているのでしょうか。 「平坦な戦場で僕らが生き延びること」 この言葉を作り出すまでに、作者の岡崎さんはどれほど苦悩したのでしょう。この一節に、私たちの苦悩が詰まっている気がしました。 私たち一人一人を救ってくれる、偉大な作品に出会えました。
岡崎京子の代表作であり映画化もされた「リバーズ・エッジ」のオリジナル復刻版。 前に読んだのはいつかが思い出せないが、再読してみて思うのは、我々が想像し得るレベルの惨劇はどこかで必ず起こるが、我々はその全てを知覚できるわけではない、ということだ。であるがこそ、人間は狂わずに生きていくことができる。ドブ川のほとりで白骨化した死体の死の理由を知らなくても、日々の生活は流れていくように。 せっかく復刻版を買ったので、ぜひ繰り返し読みたい。というか恐らく読み続けるのだろうということを改めて確信している。
何度読んでもすごいな。 観音崎君、山田、吉川こずえ、田島さん、ルミちゃん、ルミちゃんの姉はそれぞれ何か重いものを抱えている。主人公若草ハルナは彼らを見る。 ルミちゃんがおかしくなった後の、「あたし達は 何かをかくすために お喋りをしてた」というのが本当だなと思った。 あとは「平坦な戦場で 僕らが生き延びること」。
コメント
幸いこういう破滅的な世界は身近にはなかったが、けっこうリアルなんだと思う。
高校生という若さと世界の狭さ故に、簡単に愛憎や性欲に振り回され過ちを侵してしまうのは想像できる。
とりあえずおもしろい。
学校でくだらないお喋りをして、なんとなく恋人を作ってみる。
平坦な毎日だけど、毎日が戦い。
生き延びるために、何かを探したくて死体を宝物にしたり。
ギリギリのところで保たれてた何かがふいにぷつっとキレる瞬間が恐ろしかった。
それもいつか忘れてなかったことになるけど、戦いは終わらない。
登場人物みんなの心情が描かれていて、誰かしら、または全員に共感できるはず。
読後の気持ちは重い。
そしてうまく言えないけど、岡崎京子さんの作品を読んだ後の、漫画の登場人物たちはどこかで生きていて、わたし自身も間違いなく今戦いながら生きているんだと思えるこの感覚が好き。
(わけわからない感想でごめんなさい)
現代に充満している不安や閉塞感を鋭敏な観察眼で捉えて、描き出していて、見ていて辛いのだけど目が離せない作品でした。
この作品には、悪人も狂人も出て来ませんし、戦争もなく、社会は落ち着いています。
それなのに、みんな確かに苦しんでいる。
私たちは、なにと戦っているのでしょうか。
「平坦な戦場で僕らが生き延びること」
この言葉を作り出すまでに、作者の岡崎さんはどれほど苦悩したのでしょう。
この一節に、私たちの苦悩が詰まっている気がしました。
私たち一人一人を救ってくれる、偉大な作品に出会えました。
前に読んだのはいつかが思い出せないが、再読してみて思うのは、我々が想像し得るレベルの惨劇はどこかで必ず起こるが、我々はその全てを知覚できるわけではない、ということだ。
であるがこそ、人間は狂わずに生きていくことができる。
ドブ川のほとりで白骨化した死体の死の理由を知らなくても、日々の生活は流れていくように。
せっかく復刻版を買ったので、ぜひ繰り返し読みたい。
というか恐らく読み続けるのだろうということを改めて確信している。
観音崎君、山田、吉川こずえ、田島さん、ルミちゃん、ルミちゃんの姉はそれぞれ何か重いものを抱えている。
主人公若草ハルナは彼らを見る。
ルミちゃんがおかしくなった後の、「あたし達は 何かをかくすために お喋りをしてた」というのが本当だなと思った。
あとは「平坦な戦場で 僕らが生き延びること」。