リバーズ・エッジ オリジナル復刻版

死と暴力と愛死もセックスも愛もすべて等価な透明の「無」のなかで再生される、私たちの新しい「リアル」岡崎京子の最高傑作として世代を超えた感動を呼ぶ名作。

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コメント

  1. user より:

    あたし達の住んでいる街には河が流れていてそれはもう河口にほど近く広くゆっくりよどみ、臭い。
    そしてあたしたちの学校もその河のそばにある。
    深みのない、のっぺりとした書き割りのような戦場。

    時代の子どもたち、よく描けたなぁ。

  2. user より:

    お前は急に怒るから怖い。
    いきなりアカウント消すから怖い。
    ちょっとからかったくらいで怒るなよ。
    子供じゃないんだから。
    違う。
    そうじゃない。
    豹変というものは実際突発的に発生するものだが、その直前の出来事はきっかけに過ぎない。
    膨らませていた風船が破裂するように、心も然るべき時に破裂する。
    原因は今まで降り積もった全てであり、直前の出来事など最後のひと押しでしかない。
    それにもかかわらず、直前の出来事だけを切り取り、それ以前の背景を切り捨てる行為は、意図してやっているのなら悪質で、意図せずやっているのなら愚鈍だ。
  3. user より:

    痛々しい。
    自分はもう、こんな世界には住めないと思うが、若き時代にちょっとした偶然があれば、と思う。
    20世紀末日本社会に生まれるべくして生まれた傑作だと思う
  4. user より:

    キャラクターがみんな狂っていて、彼らの体液、工場からの汚染で汚れた河川のそばで彼らはどんどん毒気をすって、狂っていく。
    このぐちゃぐちゃさがたまらなく好きです。
    今夜もう一回読みます
  5. user より:

    作中の彼・彼女達は河のすぐ傍にある空き地に転がった一人の死骸を通してのみ繋がっている。
    死という圧倒的なリアリティの前で、彼・彼女達は自分たちの生ですら造り物、紛い物と錯覚してしまう。
    虐められっ子の山田は、ガールフレンドと共に水族館へと足を運ぶが、そこで彼は、人工的に取り繕われたこの空間をひどく奇形的と感じ、そして自分の生き方もこの牢獄に囚われた大勢の魚達とほとんど同じであることに気が付く。
    日常という、生活の恒常性を保つために作られた人工的な空間の中で、もはや彼は生を実感することができない。
    そして彼は、深いプールの中を泳ぎ切った後に息継ぎするように、その死骸の元へと足を運びつづける。

     彼・彼女達の日常は、死骸が失われてから急激に崩壊していく。
    彼・彼女達の会話は、彼女達の本質を露わにするどころか、まるで筋違いの道案内をしてしまうように、間違った認識へとお互いをいざない、そしてその軋轢が閾値を超えたとき、お互い傷つけ合いはじめる。

     この生活空間をいくら飾っても、自然を排除しようしても、私たちと私たちの心は結局のところ自然そのものであり、ある時突然、私たちと私たちの心は無意識のうちに日常にすっぽりと穴を穿ち、お互いを滅ぼし合い始める。
    そんな危うさを、岡崎京子は私たちに伝えたかったのかもしれないのだな、と思った。

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