うつヌケ ドラマ化された漫画 2025.11.03 著者自身のうつ病脱出体験をベースにうつ病からの脱出に成功した人たちをレポート。うつ病について実体験から知識を学べ、かつ悩みを分かち合い勇気付けられる、画期的なドキュメンタリーコミック!(フルカラーバージョン) レビューを見る 購入・お申し込みはこちら
私が常々考えている自尊感情問題とも通ずる部分があった。 そして、私が自分自身で最近出した結論が、文字として記されていて嬉しかった。 それは、「自分を否定するものからは遠ざかり、自分を肯定してくれるものに近づこう」というもの。 体育会出身だとどうしても、「逃げることは弱いこと」、「逃げ癖がついたら一生逃げ続ける」といったなぞのスポコンが顔を出す。しかし、それはあくまで自分にエネルギーがある時の話だ。元気なときは、放っておいても意欲が湧いてくる。壁に対してもなにくそ!と立ち向かえる。でも、いつもではないのだ。心のエネルギーが枯渇しているとき、どんなに自分を奮い立たせようとしても全く動けないときもある。思っているよりも私は弱い。むしろ、よわよわだ。それに気づいて、手放す勇気を持ってから、大分生きやすくなった気がする。 自分を大切にしてくれる人と過ごすことで、たとえ人から大切にされない出来事があっても立ち直れる。 むしゃくしゃした時は料理をすると少し気持ちが晴れるのは、簡単に小さな達成感が得られるから。何をする気が起きない時も緑がいっぱいの庭でぼんやり座っていると落ち着くのは、大自然の中に身を置くことで過去でも未来でもなく「今」に気持ちが向くから。家でただぐうたらして、ねこをなでて過ごす休日が穏やかなのは、自分に身体を預けてくれる存在に安心感を得られるから。 今まで無意識に自分がしていたことが、根拠を持っていたことだとわかりなんだか嬉しくなった。 自分の傾向を知って、どんな自分も自分と認めて、ゆるやかに付き合っていくこと。 「うつの人」と境界線を引くのではなく、誰もが参考になる本だと思った。
借りたもの。 仮名な人から大槻ケンヂなど有名な人物まで、様々なうつ経験者の体験とどう克服(何度もうつトンネルに入る人も含めて)していったかをまとめた一冊。 細川貂々『ツレがうつになりまして』( https://booklog.jp/item/1/4344413024 )よりも、事例が豊富かつ経過が簡潔で読みやすい。 ずっとネガティブ思考なうつとは違い、反動で躁状態になる双極性障害などもあることを紹介。 多様で個別ケースでの対応が必要なうつ。 西洋医学の投薬を否定せず、セカンド・オピニオン的な視点、カウンセリングの重要性、合気道や呼吸法を利用して、自分を取り戻していく方法を提案。 AV監督の話が興味深かった。 AV女優にみられる多重人格の女性たちとの関わりから、結果としてうつの根本原因に気づく。 根っこに近しいものがある。即ち、自身が押し殺した過去の傷――トラウマ――が、うつの引き金になっているということ。 反面教師にするという、傷を引きずる事は人生を豊かにしない。 本当に必要なことは、自分を取り戻すという、“克服”だった。 藤子・F・不二雄のような絵が古臭くながらも斬新な感じ。うつの正体が蒲田のあいつ?
心の病であるうつ病。自分を嫌いになったり、嫌になったりした時に、心の中に潜んでいる「うつ」達が現れてくる。これは誰しもが持っていて、そのリミッターに個人差があるだけなのだなと思った。もし、「うつ」達が出てきたらどう付き合っていくか?そのつきあい方も人それぞれなのだろう
人によって状況はいろいろだけれど、原因や症状、その時の気持ち、考えていたこと、解決にいたる道筋など、「分かる分かる」とうなずけるところがとても多い。うつ病で苦しんでいる人だけではなく、うつ病には無縁の「アシスタントのカネコさん」みたいな人にも読んでもらって、社会全体として理解が深まるとよいのではないかと思う。昨今、多様性が認められるようになってきたために、こういう問題が顕在化したり、解決できる人も増えてきているのではないかと想像する。また、こういうことは、「日本に特有のことで欧米ではあっても少数」ということは当てはまるだろうかというあたりを知りたい。
コメント
ここに書いてある症状も分かるところがありました。
とにかく休むこと。
本当に大事なこと。
冗談じゃなく。
自己肯定感を強くすること。
難しいけどね。
そして、私が自分自身で最近出した結論が、文字として記されていて嬉しかった。
それは、「自分を否定するものからは遠ざかり、自分を肯定してくれるものに近づこう」というもの。
体育会出身だとどうしても、「逃げることは弱いこと」、「逃げ癖がついたら一生逃げ続ける」といったなぞのスポコンが顔を出す。
しかし、それはあくまで自分にエネルギーがある時の話だ。
元気なときは、放っておいても意欲が湧いてくる。
壁に対してもなにくそ!
と立ち向かえる。
でも、いつもではないのだ。
心のエネルギーが枯渇しているとき、どんなに自分を奮い立たせようとしても全く動けないときもある。
思っているよりも私は弱い。
むしろ、よわよわだ。
それに気づいて、手放す勇気を持ってから、大分生きやすくなった気がする。
自分を大切にしてくれる人と過ごすことで、たとえ人から大切にされない出来事があっても立ち直れる。
むしゃくしゃした時は料理をすると少し気持ちが晴れるのは、簡単に小さな達成感が得られるから。
何をする気が起きない時も緑がいっぱいの庭でぼんやり座っていると落ち着くのは、大自然の中に身を置くことで過去でも未来でもなく「今」に気持ちが向くから。
家でただぐうたらして、ねこをなでて過ごす休日が穏やかなのは、自分に身体を預けてくれる存在に安心感を得られるから。
今まで無意識に自分がしていたことが、根拠を持っていたことだとわかりなんだか嬉しくなった。
自分の傾向を知って、どんな自分も自分と認めて、ゆるやかに付き合っていくこと。
「うつの人」と境界線を引くのではなく、誰もが参考になる本だと思った。
仮名な人から大槻ケンヂなど有名な人物まで、様々なうつ経験者の体験とどう克服(何度もうつトンネルに入る人も含めて)していったかをまとめた一冊。
細川貂々『ツレがうつになりまして』( https://booklog.jp/item/1/4344413024 )よりも、事例が豊富かつ経過が簡潔で読みやすい。
ずっとネガティブ思考なうつとは違い、反動で躁状態になる双極性障害などもあることを紹介。
多様で個別ケースでの対応が必要なうつ。
西洋医学の投薬を否定せず、セカンド・オピニオン的な視点、カウンセリングの重要性、合気道や呼吸法を利用して、自分を取り戻していく方法を提案。
AV監督の話が興味深かった。
AV女優にみられる多重人格の女性たちとの関わりから、結果としてうつの根本原因に気づく。
根っこに近しいものがある。
即ち、自身が押し殺した過去の傷――トラウマ――が、うつの引き金になっているということ。
反面教師にするという、傷を引きずる事は人生を豊かにしない。
本当に必要なことは、自分を取り戻すという、“克服”だった。
藤子・F・不二雄のような絵が古臭くながらも斬新な感じ。
うつの正体が蒲田のあいつ?
自分を嫌いになったり、嫌になったりした時に、心の中に潜んでいる「うつ」達が現れてくる。
これは誰しもが持っていて、そのリミッターに個人差があるだけなのだなと思った。
もし、「うつ」達が出てきたらどう付き合っていくか?そのつきあい方も人それぞれなのだろう
うつ病で苦しんでいる人だけではなく、うつ病には無縁の「アシスタントのカネコさん」みたいな人にも読んでもらって、社会全体として理解が深まるとよいのではないかと思う。
昨今、多様性が認められるようになってきたために、こういう問題が顕在化したり、解決できる人も増えてきているのではないかと想像する。
また、こういうことは、「日本に特有のことで欧米ではあっても少数」ということは当てはまるだろうかというあたりを知りたい。