夕凪の街 桜の国

昭和30年、ヒロシマを舞台に一人の女性の小さな魂が大きく揺れる。
最もか弱き市井の人たちにとって戦争とは何だったのか、原爆とは何だったのか。
こうの史代が描く渾身の問題作。

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コメント

  1. user より:
    夕凪の街 桜の国 (アクションコミックス)

    夕凪の街。

    とても衝撃的だった。
    私はこれまで怖くて原爆の被害に目を背けてきたけれど、原爆で死んでしまった人たちや原爆を落とした人たちに対する残された者たちの感情がこんなものだったのかと改めて知ることとなって、心臓がギュッとしめつけられるようで読んでて辛くてたまらなかった。
    このお話が主人公目線であるという事が辛くて仕方ないけれど、この描き方である事がどんなに重要なことか。

    桜の国。

    被爆二世の家族のお話。
    あの原爆がどこまでも暗い影を落としてきたんだ。

    私は知らない事が多すぎる。
    こうの史代さん、このお話を描いてくださって本当にありがとうございます。
    一生読んで伝えていきます。

  2. user より:
    夕凪の街 桜の国 (アクションコミックス)

    すごいマンガです。
    マンガとか映画とか文学とかジャンルを超えて凄い。
    少なくとも今まで読んだマンガの中で最高に感動しました。
    泣きました。
    それも何回も。
    号泣しそうになりました。
    黒澤の映画『赤ひげ』を最初に見た時も号泣しましたが、それ以来でした。
    絵柄の暖かさが主人公の明るさとよくマッチしていて、声高に反戦や反原爆を訴えるのでなく、悲惨な情況を誇示するわけでなく、それでいて、こころに突き刺さってくるものがあります。

    映画化されて、麻生久美子が出ているそうですが、見る自信がありません。

  3. user より:
    夕凪の街 桜の国 (アクションコミックス)

    私の中で、何度も戦争はいけないことだと思っていたが、ここまでそれを強く思わせてくれた作品はありませんでした。
    また、私の思いが、実は遠い過去の出来事であることから、逃げていたことも実感いたしました。

    「夕凪の街」を読んで、想像を絶する恐ろしさを感じ、一瞬でも読まなきゃよかったと思った自分に不快感を抱きながらも、「桜の国」を読んだ後は、少し落ち着いて、あれこれ思いを巡らせる自分がいました。

    原爆投下については、自然現象ではなく、あくまで人間が引き起こしたものであることを再実感したときの絶望感は、なんとも筆舌に尽くしがたい、哀しくてやり切れないものがあり、生き残った人たちも、それの影響を間接的に受けて生きていかなければいけない思いは、如何ばかりだったのだろうか。
    それを、この作品では、登場人物たちの一見、明るい雰囲気を見せながらの、内面での葛藤や思いを吐露する形で、教えてくれます。

    ただ、その後の世代における辛い中でも、ささやかな和みや幸せを感じさせたエピソード(特に、七波の両親の結婚へのやりとりは涙ものでした)や、ヒロシマとの向き合い方には、家族という、思いを受け継いでゆくものの生きる姿を、まざまざと見せられた思いでした。

    以下、印象に残ったというか、心に刻もうと思ったフレーズを掲載しますが、ネタバレを気にされる方はご注意下さい。

    誰もあの事を言わない
    いまだにわけがわからないのだ
    わかっているのは
    「死ねばいい」と誰かに思われたということ
    思われたのに生き延びているということ

    嬉しい?
    十年たったけど
    原爆を落とした人はわたしを見て
    「やった!
     またひとり殺せた」
    とちゃんと思うてくれとる?

    あんた被爆者と結婚する気ね?
    何のために疎開さして養子に出したんね?
    なんでうちは死ねんのかね
    うちはもう知った人が原爆で死ぬんは見とうないよ

    母からいつか
    聞いたのかも
    知れない
    けれど こんな風景を
    わたしは知っていた
    生まれる前 
    そうあの時 わたしは
    ふたりを見ていた
    そして確かに
    このふたりを選んで
    生まれてこようと
    決めたのだ

  4. user より:
    夕凪の街 桜の国 (アクションコミックス)

    深く、深く、沁みます。
    日本人は、、読むべきとさえ、想います。
    広島の記念館をスムースに通り過ぎることができるまで、数回、かかりました。
    3.11のあと、また、新たに想うこともあり、いろんな想いに、、胸がいっぱいになります。
  5. user より:
    夕凪の街 桜の国 (アクションコミックス)

    広島に原爆が投下され、10年後、またその先のお話。

    「死ねばいいのにって思った人は、また殺してやったと思っているのだろうか。

    原爆が落とされ、たくさんの命がなくなった
    「死ねばいいのに」と思って、落とすのだろうか。

    いまでも、原爆の後遺症で亡くなるひとをみて
    「また殺してやった」と思うのだろうか。

    戦争はむごい・・・。

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